家を建てるための土地を探すうえで、建ぺい率はとても大事な数値。この数値次第で、建てられる建物の規模が異なってくるからです。

 

特に平屋で計画している方の場合は、建ぺい率がシビアにかかわってくることがありますので、正しく理解しておく必要があるでしょう。

 

 

建ぺい率は、「土地面積のうち、建物を建てられる面積の上限の割合」となります。計算式は上の図の通りですが、建築面積とは、建物の水平投影面積となります。

 

建築面積とは
普通の建物であれば、たいていは1階面積ということですが、注意点として、庇が長く突き出ているときなどは、突き出た部分のうち、1mを超えている部分に関しては面積に含めなければなりません。(庇が2m出ていたら、2m-1mで、1mの部分については面積に参入する必要があります。)また、1階より2階が突き出ているときは、その部分はまるまる建築面積に算入されます。

 

100坪の土地があっても、建ぺい率が40%であれば、40坪の部分にしか建物を建てることができません。建ぺい率は、都市計画において、エリアごとに30~80%の範囲で定められています。

 

 

なぜ建ぺい率という概念があるかというと、建物に適切な空地を設けることによって、

  • 火災のときの延焼防止
  • 通風の確保
  • 採光の確保

…といった理由があります。

 

 

見落としがちなポイントとして、物置やカーポートも建築面積にはいるということは、ご注意ください!(ただし、緩和措置もあるので、詳しくは市町村にご相談くださいね。)これを知らずに物置やカーポートをあとから建ててしまうと、建ぺい率オーバーになって、行政指導を受けることになりかねません。

 

なお、建ぺい率には各種緩和措置があり、100%になることもあります。「建ぺい率80%のエリア」で、「防火地域内」にある「耐火建築物」は、建ぺい率は100%になるんです!

 

実際には、建築現場には作業用の足場を組まないといけないので、本当に100%ギリギリで建てるのは難しいかもしれませんね。

 

 

最後にさりげなく今週末からの見学会の宣伝をさせていただきます。熊本県のかたは、ぜひ当社自慢の自然素材の家を見に来てくださいね。

 

ではでは!