今回は神さまの話をします。

建築にあたって、地鎮祭をはじめとして神事を執り行うことがあります。地鎮祭であれば、土地の守護神にこの土地を使わせてもらうことの許しを得るわけですが、地鎮祭以外でも、施主様が大事にされている神さまがいらっしれば、それを尊重して工事を進めていくことになります。

 

配慮すべき神さまとして、熊本県特有のものでは三月荒神(みつきこうじん)さまがよく知られています。三ヶ月に1回、いらっしゃる方位が変わるから、「三月荒神」ということなのですが、配慮すべき方角は、

旧暦1月1日から三ヶ月間が「東」
旧暦4月1日から三ヶ月間が「南」
旧暦7月1日から三ヶ月間が「西」
旧暦10月1日から三ヶ月間が「北」

…となります。今年(令和2年)であれば、 ↓ このような感じです。

お客さまのなかで、「三月荒神さまへ配慮してもらえるだろうか」という要望が今回ありましたので、荒神様のお祓いができる神社ということで、西浦荒神社へ足を運んでみました。

 

引っ越しや、建築工事、土木工事、開店等で、この荒神さまの方角に向かうと祟りがあると考えられています。今回、建替えにあたって短期の引っ越しが必要になりそうなのですが、その場合の取扱いがわかりませんでしたので、西浦荒神社へ問い合わせをしたところ、ごく短期の住み替えであれば、それは旅行と同じ取扱いとなり、方位除災のお祓いをするまではないとのことでした。

総社宮は新しく建てられたばかりのようでした。時期的に七夕飾りがありました。天井に絵が描かれていて、とてもきれい。

社務所にねこがいました。こちらで飼われているのでしょうか…よく人になれていましたよ(*´∀`)