基礎配筋検査の現場立会レポート【6つの厳格な検査工程が支える安心の家づくり】

熊本で家族を守る強い家づくりを。耐震等級3と6つの厳格な検査工程が支える安心の住まい

総務:若松
総務:若松

地域密着の熊本県合志市の工務店として、皆さまの理想の暮らしを形にするお手伝いをしております、ヨカイエ総務の若松です。

先日、熊本市北区にて建築中のD様邸にて、基礎配筋検査に立ち会ってまいりました。家づくりにおいて、最も重要な「基礎」となる部分のチェックです。基礎は、耐震性にも影響する大事な部分。

今回はその現場の様子をお伝えするとともに、なぜ私たちがこれほどまでに検査にこだわり、耐震等級3長期優良住宅という基準を大切にしているのか、その理由を詳しく紐解いていきたいと思います。

一生に一度の大きな買い物だからこそ、完成してからでは見ることができない中身の部分に、ぜひ注目してみてください。

北区D様邸での基礎配筋検査レポート:現場の緊張感が安心を生む

住宅の重さを支え、地震の揺れを地面に逃がす役割を持つのが基礎です。その基礎の中に張り巡らされる鉄筋が、図面通りに正しく配置されているかを確認するのが配筋検査です。

基礎配筋検査

基礎配筋検査

D様邸の現場には、第三者機関(今回はJIO)から派遣された非常に厳しい検査員の方がお見えになりました。私たち工務店の担当者としては、細かな指摘が入らないか緊張する瞬間ではありますが、これこそが、お客様の安心につながるのだと私たちは考えています。

基礎配筋検査で確認される事項

基礎配筋検査では、鉄筋の太さ、間隔、重なり合う部分の長さ、そしてコンクリートを流し込んだ際に鉄筋が中心に来るための「かぶり厚」が十分に確保されているか…など、検査員がメジャーを持ち、ミリ単位でのチェックが行われます(写真参照)。

これが終われば、コンクリートの打設、土台敷き、そしていよいよ上棟へと進んでいきます。D様ご家族が、数十年先まで「この家で良かった」と笑って過ごせるよう、まずは目に見えなくなる基礎の部分から、たしかな施工を貫いています。

基礎配筋検査がなぜ大事なのか?

それは、建物の地震への耐久性に大きく影響しているからです!
当社は、基礎の強さも考慮にいれて構造計算を行い、耐震等級3を取得しています。

熊本の工務店として譲れない「耐震等級3」へのこだわり

2016年の熊本地震を経て、私たちの家づくりに対する意識はより強固なものとなりました。わたしは当時、熊本市南区のアパートに住んでいて、自身も熊本地震の被害を受けました。あのときの地震の恐怖はいまでも忘れられません。

熊本地震の被害を受けた当時のわたしの部屋

熊本地震の被害を受けた当時のわたしの部屋

そのため、特に大切にしているのが、耐震等級3という基準です。

耐震等級3とは?

耐震等級とは、住宅の地震に対する強さを1から3のランクで表したものです。

耐震等級比較

耐震等級比較

  • 耐震等級1:建築基準法で定められた最低限の基準。震度6から7程度の地震で倒壊しない程度。

  • 耐震等級2:等級1の1.25倍の強さ。避難所となる学校や病院などの基準。

  • 耐震等級3:等級1の1.5倍の強さ。消防署や警察署など、災害復興の拠点となる建物の基準。

私たちは、大切な家族が集う家こそが、地域で最も安全な場所であるべきだと考えています。

許容応力度計算(構造計算)の重要性

実は、同じ耐震等級3でも、その根拠には2つの方法があります。多くの一般的な2階建て木造住宅では、簡略化された「壁量計算」という方法が使われます。しかし、私たちはより精密な許容応力度計算(構造計算)を全棟で実施しています。

許容応力度計算とは、柱一本一本にかかる重さや、地震・台風の際に建物が受ける力をデータ化し、部材に無理な負担がかかっていないかを科学的に検証するものです。これを行うことで、数値に裏打ちされた本当の意味での耐震等級3を実現しています。

構造計算ではない「壁量計算」では、基礎の強さが計算に影響しないため、基礎の施工が計画通りで問題ないのか?という検証が一切されないということになります。

ここからは、基礎配筋検査も含めて、家づくりでどんな検査工程があるのかをご紹介してみますね!

安心を形にする「6つの検査工程」を徹底解説

家づくりとは、たくさんの図面(設計図書)を準備し、多くの職人の手で組み上げていく壮大なプロジェクトと言えます。そんななか、ヒューマンエラーを限りなくゼロにするために、私たちは以下の6つの主要な検査工程を設けています。

その1:配筋検査(建物の土台を支える鉄筋のチェック)

先ほどD様邸の事例で紹介した通り、基礎の中の鉄筋をチェックします。

コンクリートを流すと二度と見ることができないため、図面との整合性を徹底的に確認します。耐震性に影響する項目です。

その2:中間検査・金物検査(構造体を支える接合部の確認)

建物が上棟し、骨組みができ、構造金物が取り付けられた段階で行います。

柱や梁(はり)が適切な金物でしっかりと固定されているかを確認します。

「図面通りに耐力壁や筋交いが設置されているか?」
「ボルトがゆるんでいないか?」

などを、1個1個確認していきます。熊本の強い余震にも耐えうる強度は、この一つひとつの接合部が支えています。耐震性に最も影響する項目といえます。

その3:防水下地検査(雨漏りを防ぐための独自のこだわり)

実は、この防水下地検査は法律で義務付けられているものではありません。

そのため、実施していない建築会社も少なくありません。しかし、住宅の寿命を縮める最大の要因は「雨漏りによる腐朽」です。実際に、住宅瑕疵担保責任にもとづく保険事故発生件数を見てみると、

なんと約95%が雨水(雨漏り)なんです!

外壁を貼る前に、サッシ周りや屋根の接合部に防水シートやテープが完璧に施工されているかを確認します。熊本の激しい夕立や台風から家を守るための、私たち独自の重要工程です。

その4:完了検査・竣工現場検査(法律に基づいた最終確認)

建物が完成した際、図面通りに作られ、建築基準法などの法令を遵守しているかを第三者機関が検査します。

これに合格することで、初めて「検査済証」が交付され、安全な住まいとしての公的な証明が得られます。

その5:社内検査(プロの目でリペア箇所を徹底追求)

完了検査とは別に、私たちのスタッフがプロの視点で細部までチェックします。

クロスのわずかな浮き、建具の開閉のスムーズさ、床の傷など、お客様にお引き渡しする前に「自分たちが住む家だとしたら許容できるか」という厳しい基準でリペア(補修)箇所を洗い出します。

その6:施主検査(お客様と一緒に歩む最後の仕上がり確認)

最後にお客様ご自身の目でご確認いただきます。

コンセントの位置は使いやすいか、イメージ通りの色合いになっているか。ここでは、単なる不具合のチェックだけでなく、これから始まる新しい生活への期待を膨らませていただく大切な時間でもあります。

強さと心地よさを両立する、私たちの住まいづくり

検査による「安心」をベースに、私たちはデザインと快適性にも一切の妥協をしません。

一生に一度の家づくりを後悔しないために

家づくりにおいて、見栄えの良いキッチンや広いリビングを選ぶのは楽しい時間です。しかし、それらを支えているのは、目に見えない基礎、構造、そして厳格な検査の積み重ねです。

今回、北区D様邸で改めて感じたのは、私たち工務店と第三者の検査員が、互いにプロとして厳しく向き合うことが、巡り巡ってお客様の幸せを守るのだということです。

熊本の厳しい自然環境の中でも、家族が安心して、そして誇りを持って住み続けられる家。私たちは「耐震等級3」という強さと、「自然素材」の優しさ、そして「徹底した検査」という誠実さで、皆さまの未来を支えます。

「まずは何から始めたらいいの?」「耐震等級3の家を実際に見たい!」という方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。皆さまの家づくりが、最高に楽しい思い出になるよう、私たちが全力でサポートさせていただきます。

ヨカイエは、熊本県合志市を中心に、ガルバリウムのスタイリッシュなお家を提供しています。
【サービス提供地域:熊本市・合志市・大津町・菊陽町】

当ブログ担当者(広報担当)は、動画作成やチラシ作り、Webサイト作成に携わっています。いまはもっぱらAI分野に興味があります。

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建築現場
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