【2025年版】注文住宅と建売住宅の違いを徹底比較!あなたに合う家の選び方とは?

マイホームの購入を検討していると、まず最初に悩むのが「注文住宅にするか、建売住宅にするか」という選択です。それぞれにメリット・デメリットがあり、ライフスタイルや価値観によって最適な選択は異なります。

この記事では、注文住宅と建売住宅の違いを項目ごとに徹底比較し、「どんな人にどちらが向いているか」をわかりやすく解説します。

 

そもそも「注文住宅」と「建売住宅」ってどう違う?

注文住宅とは?

土地の選定から間取り、外観、内装、設備まで、施主が自由に設計できる住宅です。工務店やハウスメーカーと打ち合わせを重ねて、一から理想の家をつくっていきます。

 

建売住宅とは?

すでに完成または完成間近の状態で販売されている住宅で、土地と建物がセットで販売されます。間取りや仕様はあらかじめ決まっているため、購入者はそのまま住むことができます。

 

注文住宅と建売住宅の【7つの比較ポイント】

1. 設計の自由度

注文住宅:フルオーダーからセミオーダーまで、家族にフィットする“理想の住まい”を柔軟に設計

注文住宅の最大の特徴は、設計や仕様を自由に決められるという点にあります。間取り、外観デザイン、内装、設備、さらには建材の種類に至るまで、自分たちの希望やライフスタイルに合わせて細部までこだわることができます。

たとえば、小さなお子さんがいるご家庭であれば、リビングに隣接した和室をプレイスペースにしたり、キッチンから目が届くスタディカウンターを設けたりすることで、日々の生活動線が格段に良くなります。逆に、お子さんが独立して夫婦二人の生活になったご家庭では、将来の介護やバリアフリーを考慮したワンフロア設計を選ぶことも可能です。

また、近年は「セミオーダー型注文住宅」も人気を集めています。これは、あらかじめ用意されたプランや間取りの中からベースとなるものを選び、そこに設備や内装などをカスタマイズしていく方法です。フルオーダーよりも打ち合わせやコストを抑えつつ、ある程度の自由度も確保できる点が魅力です。

さらに、注文住宅なら周辺環境や方角、敷地形状を最大限に活かしたプランニングが可能です。南向きのリビングに大開口の窓を設けて明るくしたり、隣家との視線を避けるために目隠しの壁や中庭を設けたりと、敷地ごとに「その土地に合った家」を建てられるのは大きな利点です。

注文住宅のメリット

家に自分たちの暮らしを合わせるのではなく、自分たちの暮らしに家を合わせることができる、非常に柔軟で自由度の高い住まいづくりを目指すなら、注文住宅がベストです。

土地形状にピッタリあった家づくりができるのはもちろん、趣味のための専用部屋を作ったり、家族構成を反映した家づくりが可能になります。

 

建売住宅:間取りやデザインはあらかじめ決定済み。購入後のリフォームは可能だがコスト増に注意

一方、建売住宅はすでに設計・建築された状態で販売されている住宅です。間取りや設備、外観デザインなどはすべて建築会社や不動産会社が決めたものとなっており、購入者が自由に変更することは基本的にできません。

そのため、「ここに収納があったら便利なのに」「キッチンの位置を変えたい」「この部屋はもう少し広くしたい」などの要望があっても、入居前の段階で手を加えるのは難しいのが実情です。

もちろん、入居後にリフォームやリノベーションによって手を加えることは可能ですが、それには追加のコストが発生します。しかも、構造上変更できない壁や柱があったり、配管の位置の都合で水回りの移動に制限がある場合もあるため、「思ったより自由がきかない」というケースも少なくありません。

また、建売住宅は一般的にコストパフォーマンスの良さを意識して設計されているため、万人受けする間取りやデザインに落ち着いていることが多いです。これは、短期間で売れるようにするための工夫でもあります。しかし、それが逆に「どの家も似たようなつくり」「自分たちらしさが出せない」と感じる人もいるでしょう。

建売住宅のメリット

購入者が間取りにそれほどこだわりがなく、「すぐに入居できる住まいが必要」という場合には、非常に合理的な選択肢となります。特に子供の入学時期や転勤など、時間的制約がある家庭には向いていると言えるでしょう。

 

家づくりに自由度を求めるなら、カスタマイズ性の高い注文住宅が圧倒的に有利。

2. 費用(価格)

注文住宅:自由度が高い分、コストが増加しやすい。理想を追求すると予算オーバーも

注文住宅は、自分たちの理想の住まいを一から設計できる反面、費用が膨らみやすいという現実があります。家づくりの自由度が高いということは、同時に「選べる選択肢が多い=コストに幅がある」ということでもあります。

たとえば、キッチンひとつとっても、標準仕様のシステムキッチンで済ませればコストは抑えられますが、「アイランド型にしたい」「海外製の食洗機を入れたい」「収納を造作にしたい」といったこだわりを重ねると、オプション費用がかかっていきます。

さらに、外壁材や断熱性能、窓のグレードなど、目に見えにくい部分にもこだわると、性能向上に比例してコストも上昇します。ただし、家の性能によっては補助金を受給できる要件を満たすこともあるので、追加コストを払ってでも性能を上げて、補助金を活用してコスパよく家づくりを目指すのも、賢い家づくり方法の1つです。(→子育てグリーン住宅「GX志向型住宅」)

予算オーバーを防ぐための重要なポイント

注文住宅を検討する際は、何を重視して家づくりをするかを家族で話し合い、「こだわりポイント」と「妥協ポイント」の線引きをしっかりしておくことが必要です。

そのうえで、信頼できる建築会社や工務店とよく相談し、資金計画を明確に立てておくことが不可欠です。

建売住宅:価格が明確で資金計画が立てやすい。量産効果でコストパフォーマンスも良好

建売住宅の大きなメリットは、価格があらかじめ決まっており、資金計画が立てやすいという点です。土地と建物がセットになって販売されているため、「物件価格+諸費用」でおおよその総額がすぐに把握できます。

たとえば、広告などで「土地付き・新築住宅 税込み3,280万円」と明示されている場合、そこに登記費用や火災保険などの諸経費を加えれば、ローンの借入額や返済計画が明確に立てられるという安心感があります。

一方で、コスト削減のために建材や設備のグレードが抑えられている場合もあるため、購入前にしっかり仕様書を確認することが大切です。また、購入後に「やっぱり収納が足りない」「内装を好みに変えたい」といった要望が出て、結局リフォーム費用がかかるというケースもあります。

 

それでも、時間やコストを最小限に抑えながらマイホームを手に入れたい人にとっては、建売住宅は非常に現実的で魅力的な選択肢と言えるでしょう。

3. 入居までの期間

 注文住宅の場合

注文住宅は、お客様のご希望に合わせて一から設計・建築を行うため、ある程度の時間がかかります。
一般的なスケジュールとしては、以下のような流れになります。

  • 土地探し(数週間〜数ヶ月):ご希望のエリアや予算に合う土地を探します。

  • 設計・打ち合わせ(1〜3ヶ月程度):間取りやデザイン、設備の仕様などを細かく決めていきます。

  • 建築確認申請・許可取得(約1ヶ月):役所へ申請を行い、工事の許可を得ます。

  • 着工〜完成(4〜6ヶ月程度):基礎工事から内装・外構工事まで行い、家が完成します。

このように、土地探しから入居までトータルで半年〜1年程度が一般的です。ただし、設計にこだわったり、天候や工事の進捗状況によってはさらに時間がかかることもあります。

建売住宅の場合

建売住宅は、あらかじめ土地と建物がセットで販売されており、すでに完成している住宅も多くあります。
そのため、完成済み物件を購入する場合は、以下のようなスケジュールになります。

  • 購入申込み・契約(1〜2週間):気に入った物件が見つかれば、すぐに契約手続きに入ります。

  • 住宅ローンの手続き(2〜4週間程度):ローン審査や必要書類の準備を行います。

  • 引渡し・入居(1〜2週間):契約後、物件の引渡しが完了すれば、すぐに入居が可能です。

このように、建売住宅の場合は最短で1〜2ヶ月ほどで入居できることが多く、早く新生活を始めたい方にはおすすめです。未完成の物件の場合でも、完成までの期間を加味して計画的にスケジュールを立てることができます。

 転勤・入学・出産などスケジュール優先なら建売住宅。打合せ時間を短縮しつつも自由設計のメリットも活かした「セミオーダー注文住宅」という商品もでてきています。

4. 家の性能・品質

 注文住宅の場合

注文住宅では、お施主様の希望に合わせて、断熱性能・耐震性能・省エネ性能など、住宅の基本性能を自由に高めることが可能です。

  • 断熱材の種類や厚みを選べるため、北海道レベルの高断熱住宅にすることもできます。

  • 窓サッシやガラスの性能(複層ガラスやトリプルガラス、樹脂サッシなど)をグレードアップすることで、冷暖房効率を上げ、光熱費の削減にもつながります。

  • 外壁材や屋根材も選択肢が広く、耐久性・メンテナンス性に優れた仕様にすることができます。

  • 気密性能(C値)や断熱性能(UA値)の数値を意識した設計を行うことで、住宅性能表示制度に基づく高性能住宅を実現可能です。

このように、「長く快適に、安心して暮らせる家」にしたいという方にとって、注文住宅は大きな魅力があります

建売住宅の場合

一方、建売住宅は、多くの人に手が届きやすい価格帯で提供されることを重視しているため、コストパフォーマンスに優れています。ただし、その反面、住宅性能には一定の制約があります。

  • 一般的には建築基準法をクリアした「最低限の性能」は確保されていますが、断熱材のグレードや窓の種類などは標準的なものにとどまるケースが多いです。

  • 気密性や断熱性を数値化して公表していない物件も多く、詳細な性能がわかりにくいこともあります。

  • 一部の高性能な建売住宅では、ZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)仕様や省エネ等級が高い物件もありますが、そういった物件は価格もやや高めに設定されています。

このように、建売住宅は「すぐ住める・価格を抑えられる」というメリットがある一方で、性能面ではカスタマイズの余地が少ないことを理解しておくことが大切です。

性能や省エネにこだわる人は注文住宅がベターですね。

5. 立地と土地選び

注文住宅の場合

注文住宅では、自分たちの希望に合わせて土地から探すことができるため、立地の自由度が非常に高いのが特長です。

  • 通勤・通学、周辺環境、将来の住みやすさなどを考慮しながら、エリアを柔軟に選ぶことが可能です。

  • ただし、人気のある駅近エリアや市街地などでは土地価格が高くなりやすく、予算の大部分を土地に取られてしまうケースもあります

  • また、形が変形地だったり、地盤が弱かったりする土地もあり、設計の自由度や追加の造成費用などに注意が必要です。

  • 土地探しからスタートする場合、信頼できる不動産会社や工務店との連携がスムーズな物件探しの鍵となります。

注文住宅では、「この場所で、理想の家を建てたい」という想いを形にするために、土地選びも非常に重要なステップとなります。

建売住宅の場合

建売住宅は、分譲地(複数区画をまとめて開発した土地)に建てられることが多く、利便性や生活環境が重視された立地が選ばれている傾向があります。

  • 多くの場合、駅から徒歩圏内や商業施設・学校・病院が近くにあるといった、日常生活に便利なエリアに計画的に建てられています

  • 区画整理された街並みや道路幅も整っていることが多く、周囲とのバランスが取れた住宅環境が魅力です。

  • ただし、立地がすでに決まっているため、自分で細かく場所を選ぶことはできません

  • 希望する学校区や職場へのアクセスなどが合致しない場合は、妥協が必要になることもあります。

建売住宅は、利便性を重視しながらも、購入後すぐに暮らし始められる点が大きなメリットですが、立地の自由度という面では注文住宅に比べて制限があります。

立地にこだわりがあるなら、建売住宅の選択肢も要チェック。

 

6. 建築の過程と安心感

注文住宅:透明性と納得感のある家づくり

注文住宅の最大の利点は、家づくりの全工程にわたって施主が深く関与できる点にあります。

進捗状況の確認
基礎工事から上棟、内装の仕上げまで、各工程の進捗を自分の目で確認できます。定期的に現場を訪れ、担当者からの説明を受けることで、工事が計画通りに進んでいるか、品質は保たれているかをリアルタイムで把握できます。

工事内容の理解と確認
使用される建材の種類、断熱材の施工方法、配線・配管の位置など、細部にわたる工事内容を事前に確認し、必要に応じて職人や担当者に質問できます。これにより、見えない部分の構造や品質についても深く理解し、納得した上で家づくりを進められます。

コミュニケーションと信頼関係: 設計段階から施工中、そして完成に至るまで、建築士や工務店の担当者と密にコミュニケーションを取る機会が豊富にあります。疑問点や不安な点をその都度解消できるため、信頼関係を築きながら、安心して家づくりを進められます。

「納得感」のある完成: 自分の意見や希望が反映され、建築の過程を全て把握しているからこそ、完成した家に対する深い納得感が得られます。「どのような材料が使われ、どのように建てられたか」を全て知っているという安心感は、住み始めてからの満足度にも繋がります。

建売住宅:完成後の確認に限定される制約

一方、建売住宅は基本的に既に完成しているか、あるいは建築途中のものを購入することになります。このため、建築過程における確認には一定の制約があります。

完成後のチェックが主
購入者が確認できるのは、基本的に完成後の状態に限られます。間取りやデザイン、設備、表面的な仕上がりなどは確認できますが、壁の中や床下といった構造部分は見ることができません。

構造部分の見えないリスク
住宅の耐久性や安全性に直結する構造部分(基礎、柱、梁、耐力壁など)は、一度壁や床で覆われてしまうと外からは確認できません。これにより、どのような材料が使われ、どのように施工されたのかを直接知ることができないという点が、購入者にとって不安要素となる可能性があります。

第三者機関の利用
建売住宅を購入する際には、可能であればホームインスペクション(住宅診断)など、第三者機関による専門的なチェックを活用することを検討しましょう。これにより、見えない部分の欠陥や問題点を客観的に評価してもらうことができ、一定の安心材料となります。

情報開示の重要性
販売会社や施工会社から、使用建材の仕様書や構造計算書、各種検査済証などの詳細な情報開示を求めることも重要です。これらの書類を確認することで、見えない部分の品質についてもある程度の情報を得ることができます。

施工過程を確認したい人は注文住宅の方が安心。

7. アフターサービス・保証

注文住宅:柔軟な対応と信頼関係に基づくアフターサービス

注文住宅の場合、アフターサービスや保証の内容は、依頼する工務店やハウスメーカーによって大きく異なります

保証内容の多様性
法律で定められた基本的な保証(品確法に基づく10年間の瑕疵担保責任など)はもちろんのこと、それ以上に手厚い保証を提供している会社も多くあります。

例えば、20年、30年といった長期保証を設けたり、定期的な無料点検の回数を増やしたり、緊急時の駆けつけサービスを提供したりと、その内容は様々です。契約前にしっかりと保証内容を確認し、比較検討することが重要です。

地域密着型の柔軟な対応
特に地域に根ざした工務店の場合、施主との関係性が深く、何か問題が発生した際に迅速かつ柔軟な対応をしてくれるケースが多いです。建てた家のことをよく知っている担当者が直接対応してくれるため、細かな要望も伝えやすく、きめ細やかなサービスが期待できます。

顔の見える関係性の中で、気軽に相談できるという安心感は大きなメリットと言えるでしょう。

「かかりつけ医」のような存在
注文住宅を建てた工務店やハウスメーカーは、いわば「家のかかりつけ医」のような存在になります。建てた経緯や構造を熟知しているため、不具合の原因究明や修繕もスムーズに進むことが多く、将来的なリフォームや増改築の相談もしやすいでしょう。

建売住宅:画一的な対応と販売会社の確認が重要

建売住宅の場合、アフターサービスや保証は比較的画一的な傾向にあります。

法律に基づく最低限の保証
基本的に法律(品確法)に基づく10年間の瑕疵担保責任は適用されます。これは、構造耐力上主要な部分や雨水の浸入を防止する部分に欠陥があった場合、売主が補修等の責任を負うというものです。

しかし、これ以上の独自の長期保証や手厚いサービスは、販売会社や施工会社によって異なります。

アフター対応の画一性
大手の建売分譲会社などでは、アフターサービス部門が設置されており、連絡すれば対応してくれます。しかし、多数の物件を手掛けているため、個別の状況に合わせたきめ細やかな対応が難しい場合もあります。修理や点検のスケジュールも決められていることが多く、融通が利きにくいと感じることもあるかもしれません。

販売会社と施工会社の確認
建売住宅の場合、販売会社と実際に施工した会社が異なることがあります。アフターサービスをどこが担当するのか、責任の所在が不明確にならないよう、契約前にしっかりと確認しておくことが大切です。特に、引き渡し後の連絡先や対応フローについては、明確にしておきましょう。

保証会社の利用
販売会社によっては、第三者の住宅保証会社の保証を付帯しているケースもあります。これにより、万が一、販売会社が倒産した場合でも、一定の保証が受けられるため、安心材料となるでしょう。

信頼できる施工会社との関係を重視するなら注文住宅。

どっちがあなたに向いている?

注文住宅:こだわりと理想を追求するあなたへ

注文住宅は、まさにゼロから自分たちの理想を形にしたいと考える人に最適な選択肢です。

家にこだわりがある人
「こんなデザインの家に住みたい」「この素材を使いたい」といった具体的なイメージや強いこだわりがあるなら、注文住宅がぴったりです。間取り、外観、内装、設備の一つひとつを自分たちで選び、まさにオーダーメイドの家を建てられます。建具の色から照明の種類まで、細部にわたって個性を反映させたい人に最適です。

理想の間取りを実現したい人
家族構成やライフスタイルに合わせて、完璧な間取りを追求したい場合、注文住宅は唯一の選択肢です。「リビングは広く取りたい」「書斎が欲しい」「収納は多めに確保したい」など、既存の間取りでは実現できないような独自のニーズに応えられます。将来の家族の変化を見越した設計も可能です。

土地探しから家づくりをしたい人
理想の家を建てるためには、まず理想の土地を見つけることから始めたい、という人に向いています。日当たり、周辺環境、通勤・通学の便など、土地の条件からじっくり選びたい方にとっては、建物のデザインと合わせてトータルで計画できる注文住宅が有利です。

建売住宅:手軽さとスピードを重視するあなたへ

一方、建売住宅は、時間や手間をかけずに効率的にマイホームを手に入れたいと考える人に適しています。

すぐに住みたい人
転勤や子どもの入学など、急な引っ越しが必要で「すぐに新居に住みたい」と考えているなら、完成している、または間もなく完成する建売住宅が最適です。購入手続きがスムーズに進めば、比較的短期間で入居が可能です。

コストを抑えたい人
建売住宅は、すでに土地と建物がセットになっているため、総費用が明確で、予算オーバーの心配が少ないのが特徴です。また、複数の住宅をまとめて建築するため、建材の仕入れや工事費用を抑えることができ、コストパフォーマンスに優れています。予算内で最大の満足度を得たい人におすすめです。

住宅購入に時間をかけたくない人
土地探しから設計、建築業者選び、打ち合わせなど、注文住宅は多くの時間と労力がかかります。仕事や子育てで忙しいなど、「家づくりにそこまで時間をかけられない」という人には、すでに完成している建売住宅の方が向いています。モデルハウスを見学するだけで全体のイメージを掴めるため、検討から購入までを効率的に進められます。

工務店だからこそ実現できる「注文住宅の魅力」

理想の家づくりを考える際、注文住宅は多くのこだわりを形にできる魅力的な選択肢です。特に、地域密着型の工務店に依頼することで、大手ハウスメーカーとは一味違う、お客様一人ひとりに深く寄り添った家づくりが実現します。

お客様に寄り添う、柔軟な提案力

大手ハウスメーカーが提供する家が「パッケージ化された商品」だとすれば、工務店の家づくりは、まさに「オーダーメイドの作品」です。お客様の漠然としたイメージや小さな希望まで丁寧にヒアリングし、それを具体的な形にする柔軟な提案力が工務店の最大の強みです。

  • 地元の気候風土に合った設計: 長年その地域で家づくりに携わってきた工務店は、地域の気候特性や風土を熟知しています。例えば、夏は涼しく、冬は暖かい家にするための断熱材の選び方、風通しを考慮した窓の配置、積雪地域であれば雪に強い構造など、その土地に最適な設計を提案してくれます。これにより、一年を通して快適に過ごせるだけでなく、光熱費の削減にも繋がり、将来的なコストメリットも期待できます。
  • 熟練職人による丁寧な施工: 工務店での家づくりは、地域に根ざした熟練の職人たちが、一つひとつの工程に真心を込めて手掛けることがほとんどです。大量生産ではなく、職人一人ひとりの技術と経験が光る丁寧な仕事は、目には見えない部分の品質にまでこだわり、長く安心して住める家へと繋がります。何か問題があった際も、施工に直接関わった職人が迅速に対応してくれるため、安心感が違います。
  • 無理のない予算配分と資金計画のサポート: 家づくりにおいて、予算は非常に重要な要素です。工務店は、お客様の予算に合わせて、どの部分に費用をかけるべきか、どこでコストを抑えるべきかなど、きめ細やかな予算配分のアドバイスが可能です。また、住宅ローンや各種補助金制度についても、地域に特化した情報を提供し、お客様にとって最適な資金計画のサポートを行います。これにより、無理なく理想の家を手に入れることができるでしょう。

「完全自由設計は不安」という方にも安心の選択肢

「完全自由設計の注文住宅は魅力的だけど、ゼロから全て決めるのは少し不安…」と感じる方もいらっしゃるかもしれません。工務店では、そうしたお客様の不安を解消し、予算と希望のバランスを取るための柔軟な提案も可能です。

  • セミオーダー住宅: ある程度の基本プランは用意しつつ、間取りや内装、設備の一部をお客様が自由に選べるセミオーダー形式の住宅です。ゼロから考える手間を省きつつ、自分たちの個性を反映させたい方に最適です。
  • 「規格住宅+一部カスタム」: あらかじめ用意された質の高い規格住宅をベースに、お客様の要望に応じて一部の間取り変更や設備のアップグレードなど、カスタムを加えることも可能です。これにより、コストを抑えながらも、必要な部分にこだわりを反映させることができます。

まとめ

注文住宅と建売住宅:あなたにぴったりの家を見つけるために

家づくりは、人生で最も大きな買い物の一つであり、その選択は家族の未来に深く関わります。注文住宅建売住宅、それぞれに独自のメリットデメリットが存在します。どちらが良い、悪いという明確な答えはなく、最も大切なのは「自分と家族にとって、どちらが心豊かで心地よい暮らしにつながるか」をじっくりと見極めることです。

あなたにとって最適な「家」とは?

理想の家は、人それぞれ異なります。

  • 「こだわり」を追求したい方:間取り、デザイン、素材、設備、そして土地選びまで、全てを自分たちの手で選び抜き、唯一無二の家を建てたい。家づくりそのものも楽しみたい。そんな方には、注文住宅が最高の選択肢となるでしょう。
  • 「効率」と「安心」を重視したい方:急いで引っ越したい、予算を明確にしたい、家づくりの手間はできるだけ省きたい。完成した家を見てから決めたい。そんな方には、建売住宅がスムーズな道筋を提供します。

当社がご提案する「最適な家づくりの形」

当社では、お客様一人ひとりの「理想の暮らし」を深く理解することから家づくりを始めます。漠然としたイメージでも構いません。お客様のライフスタイル家族構成趣味将来の展望、そして予算などをじっくりと伺いながら、お客様にとって最も適した家づくりの形をオーダーメイドでご提案しています。

「完全な自由設計は少しハードルが高いけれど、間取りにはこだわりたい」という方には、基本的なプランをベースに自由なカスタマイズが可能なセミオーダー住宅をご提案できます。

「コストは抑えたいけれど、特定の部分には良い素材を使いたい」といったご要望にも、全体のバランスを見ながら最適な予算配分のアドバイスをさせていただきます。

総務:若松
総務:若松

私たちは、お客様が後悔することなく、心から満足できるマイホームに出会えるよう、専門知識と経験を活かして全力でサポートいたします。

「注文住宅と建売住宅、どっちがいいの?」とお悩みの方へ

「結局、自分たちにはどちらが合っているんだろう?」と迷っている方は、ぜひお気軽にご相談ください。

当社のオープンハウス見学会では、実際に当社の手掛けた家の雰囲気や品質を体感していただけます。また、個別相談では、お客様の具体的な状況やお悩みをお伺いし、専門家が分かりやすく丁寧にご説明いたします。(→イベントページはこちら)

焦る必要はありません。まずは、あなたの「こんな暮らしがしたい」という想いを私たちに聞かせてください。

あなたにぴったりの家づくりを、一緒に考え、実現しましょう!

主にYoutubeのための動画作成やチラシ作り、Webサイト作成をはじめとした広報活動や、総務事務全般を担当いたします。動画作成やパソコン・ネットワーク・AV関係が得意分野ですので、なんでも聞いてくださいね。

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