我が妹は、もう20年以上前に分譲地にかわいい家を建てましてね。大きなトラブルもなく平穏に暮らしていたわけですけど、今年になって急にゴミ捨て場トラブルに見舞われたというじゃないですか。
話を聞いてみると、この地区のゴミ捨て場は、ある地主さんに厚意で土地を使わせてもらっていたのだそうで、この地主さんはそのゴミ捨て場を含めた広大な土地を所有されていました。この土地は販売用の芝生を植えていたそうで、いつも一面芝生の緑色が広がっていて、なかなか綺麗なものでした。
ところが去年その地主さんが亡くなられて、息子さんがその土地を相続することになり、芝生畑は閉鎖して、とある福祉事業者さんに借地として貸し出すことにしたようです。福祉事業者さんはそこに老人ホームを建てるのだそうで、老人ホームの出入口を作るときに地区のゴミ捨て場が邪魔になったようです。
新しい地主さんは、20年以上も前の地区との約束などは知ったことではないと、地区の住民にゴミ捨て場の土地を使わせない!となったもんだから、さあ大変!!
地区会長さんが尽力し、代わりのゴミ捨て場を確保するため、近隣のマンション4棟と交渉し、ありがたくもうち3棟がゴミ捨て場を使わせてくれることになったそうで、「ゴミをいっさい捨てられない」という最悪の事態は回避されたのですが、それにしたって、いままでは歩いて10歩くらいで捨てられたものが、歩いて5分ほど歩かないといけない場所まで捨てにいくので困った事態です。
現在も住民と地主の話し合いは続いているようですが、そもそもなぜこんなことになったのでしょうか。
そもそも、分譲地を整備する際にどうしてゴミ捨て場を設けていなかったのか…、ということに疑問がわきます。そして、ゴミ捨て場の土地を、地区の住民で持ち分を持つようにしておけば、このようなトラブルが起きることもなかったろうにと思います。
妹はこの新しい地主さんに怒り心頭のようですが、わたしはどちらかというと、この分譲地を整備した後先考えない無責任な不動産業者に対してあきれるばかりです。
コメント